【にゃんこらむ】ねことお引越し(1)ココ太郎、猫生初の大?移動

こんにちは。にゃんこアパート住人、201号室のチョコみるくです。

このたび実生活で人生初の「ねことお引越し」を経験しました。

4才の愛猫・ココ太郎にとっても猫生初の体験です。

 

引越そのものも久しぶりすぎて勝手がわからないうえにデリケートなねこの移動・・・

準備の段階から心配は尽きず、何度も段取りを考えシミュレーションしました。

 

旧居→新居は2km以内の超近距離、ねこ一匹ではありますが、

今回の引越体験をお伝えします。

 

荷造り期間中、ねこはいつもどおりをキープ

 

ココ太郎の物は引越し前日までずっとそのままにしておきました。

ねこは部屋の模様替えだけでストレスになったりすることもあるようなので、

荷造りしながらもココ太郎のくつろぎスペースやトイレ、家具の位置なども変えず、

極力平静を装いました。

・・・といっても日に日に部屋は段ボール箱で埋め尽くされていくのですが。。。

ただココ太郎はもともと段ボール好きということもあり、

箱が増えていくことに関してはちょっと興奮気味。

毎日新しい段ボールのにおいをかぎまくり、

部屋の様子が変わっていくのはたいして気にならないみたいでした。

 

「におい」持参で新居の風呂場をねこスペースに!

 

引越し前日、不動産屋で新居の鍵を受け取り、掃除をしに行きました。

翌日の引越しの最中、ココ太郎は新居の浴室で待機となるため、

なるべくくつろいで過ごせるよう風呂場を猫仕様にセッティング。

(↓こんな感じ)

猫トイレ1個(2個あるので1個は旧居に残す)と、その中に入っていた猫砂そのまま、

それとカリカリやタオルなどを準備しました。

 

ここで一番気をつかったのは「におい」です。

ねこは「いつものにおい」を確認できればとりあえず安心。

特にトイレ、猫砂の「自分のにおい」が大切なので、

トイレもしばらく洗わず、猫砂もオシッコのにおいが残るようにしておきました。

それからタオル類はもちろんいつも使っているものを洗わずそのまま浴室に敷き、

相棒のネズミのおもちゃもスタンバイ。

 

ちなみにココ太郎のくつろぎスペースで使っている布の中には母猫が使っていた布もあり、

これは一度も洗ったことがありません。特に臭くもないのでそのままです。

少しでもココ太郎が安心してくれれば…と、この布はキャリーの中へ。

 

新居は人間でもわかるほど旧居とは全然においが違います。

「家につく」ねこにとって引越しはとてつもなくありえない状態といえるでしょう。

なので、できる限り旧居のにおいでココ太郎の周りを固めようと考えました。

 

慣れ親しんだ家を出るなんて、旧居で生まれ育ったココ太郎の気持ちを考えると、

どれほどのストレスがかかってしまうのか。。。

準備中は心配で心配で頭がおかしくなりそうでした。

しかし飼い主が動揺すると猫に伝わってしまうので、

人間は平然と淡々と作業を進めるしかありません。

 

飲まず食わずで14時間・・・

 

いよいよ引越当日。ココ太郎のくつろぎスペースは相変わらずそのままです。

エサ場やトイレも1セット残してあるので、出発ギリギリまで行動範囲に変化なし。

 

引越業者は昼に来るので、ココ太郎はその30分前に新居へ移動することにしていました。

ところが、エアコンの取り外し作業が先に入るという連絡があり、

出発を急遽予定の1時間前に変更!

 

というのも、とにかく人見知りでビビリのココ太郎。

業者のおじさんを会わせるわけにはいかないのです。

連絡を受け、大慌てで「ちゅ~る×キャリー作戦」を開始。

日頃、遊びの一環で続けてきたキャリーに入る訓練どおりにちゅ~るでおびき寄せ、

ココ太郎をキャリー内へ誘導。

しかし、やはりいつもと違うと察知しているのかなかなか入ってくれません、、、焦

 

刻々と時間が迫ってきたので、こうなったら!と、

ちゅ~るの袋を中身がちょっと出たままキャリー内に投げ入れ、

ココ太郎のお尻をムリヤリ押し込むという強硬手段に! ココちゃんごめん、、、

 

ココ太郎がちゅ~るまみれになってしまうかもしれないけど

そんなことを気にする余裕もなく駐車場へ急ぎました。

 

いきなりキャリーに押し込まれ、最初はあっけにとられていたのでしょう、

おとなしくしていたココ太郎ですが、玄関を出て駐車場まで来ると鳴き始め、

車内ではウォ~ンウォ~ンと恐怖の雄叫び。

入れ違いにエアコンのおじさんがやって来て間一髪。

 

移動中、声をかけなだめるも鳴(泣)き続けるココ太郎。心が痛い・・・

もう大好きなあのおうちには戻れない。。そう思うと自分まで悲しくなり、

近いはずの道のりが異様に長く感じました。

 

どうにか新居にたどりつき、“ココ太郎専用ケージ”と化している浴室へ。

キャリーの扉を開けるとココ太郎は勢いよく飛び出し、

キャリーの裏側へ逃げ込みました。

これはかなり意外な行動・・・

↑なんだかかわいそうでちゃんと撮れなかったのですが、

青いタオルをかぶせたキャリーの裏に耳ちょっと出てるの見えるでしょうか。。

 

このあとココ太郎は飲まず食わずトイレもせず14時間。

一歩も出てこないどころか、キャリーの裏で微動だにせず。。。

 

<つづく>

 

●チョコみるく

ココ太郎の保護者。6年前ココ太郎の祖母チョコと出会ってねこ好きに。