第2回 恐怖！土地代金支払い期限の前日に
融資不可の知らせが！
今回は「猫専用アパートまやちぐら」が
完成する前に訪れた大ピンチについて
お話しします。
まず「まやちぐら」は、私が髪を切りに
行った際、たまたま見ていた住宅新聞に
保留地の抽選があるという案内を発見した
ところから始まります。
しかもその２日後が申し込みの締め切り
だったんです！！奇跡としか言いようの
ない大チャンスでした。
これがなければ「まやちぐら」はできて
いなかったでしょう。
（保留地は土地を安く買えるチャンスなので
「 地元の地名 保留地」で検索するとお宝が
見つかるかもしれませんよ！）
私が参加したのは中城村南上原の
保留地抽選です。人口やアパート・
マンションが急激に増加している
発展地域。
大人気の為、土地の価格は高く
競争率はかなり高めでした。
20箇所ほどある保留地の中から
１箇所を選んだのですが、
応募者は50名ほど。
不動産業者、地元の有名な会社等、
一般人に紛れて大物が多数狙って
いるような「良い土地」だったの
です。
そんなビッグな面々の中、もちろん
土地を取得できるのは１人だけ。
抽選会場の人の多さに
「当たるわけない」と弱気に
なっていました。
しかしそんな中、17番目にくじを
引く権利が与えられた私は、見事
「１番｣をゲット！！
大当たりです！！
私は保留地を １番目に交渉できる
権利を手に入れました。
しかし交渉権を手に入れただけで、
まだ土地を手に入れたわけではあり
ません。
ここから土地代金の支払期限までに
事業計画、銀行の融資取り付け、
そして土地代金の支払いができなければ、
交渉権は２番目の人に移ります。
急ピッチで建築会社、設計士、
銀行、東京の猫アパート等々を
駆けずり回りました。
全ての計画が整い、銀行との
融資の話も大詰めを迎えました。
銀行は収益性を高めるために
「１Ｋを６部屋にしなさい」の
一点張り。
しかし私は、猫と人が快適に暮らす
ためには１ LDK ４部屋が必要だと
主張し続けました。
話は平行線のまま…。
ついに恐怖の支払期限の前日を迎えます。
銀行からの返事は「やはり融資はできない」。
この猫アパートの計画のために
お世話になった人たちの努力が
全て無駄になる。人生で初めて
膝が震えました。
慌てて中城村に支払いを少し待って
ほしいと電話をし、少しの間だけ
延長が可能になりました。
それから建築会社に銀行を紹介して
頂いたことにより、晴れて融資を
引くことができましたが、あんな
怖い思いは二度とごめんです。
融資の許可が出た時は本当に心から
ほっとしました。しかしまだまだ
戦いは続きます。
本当の戦いはここからです。
次回は、その戦いについてお話
したいと思います。お楽しみに！
【プロフィール】
田場 正親(たば まさちか)
1981年生まれ、本部町出身。
動物全般とカラオケとお笑いを好む。
185㎝・85㎏の体つきが災いしてか、
元卓球部部長なのに腰痛持ち。
ネコの殺処分数や飼える環境の少なさに
衝撃を受け「足りないのは愛情よりシステム」
(猫を助ける仕事/山本 葉子 著 より引用)を
合言葉に、猫も人も快適に過ごせる
アパート作りを本気で目指すことになる。
東京にある猫専用デザイナーズアパート
『Gatos Apartment』オーナー木津氏の元で
学んだ事と沖縄の風土を融合させたアパート
『まやちぐら』をおそらく初めて沖縄に作った、
そんな感じの人。
まやちぐらホームページ
https://mayachigura.jimdo.com/
Twitter https://twitter.com/mayachigura
Instagram https://www.instagram.com/mayachigura/?hl=ja
アメブロ https://ameblo.jp/mayachigura/theme-10103465352.html
※このコラムは第4金曜日に更新します。次回は平成30年2月23日（金）の予定です。
