【にゃんこらむ】猫専用アパートまやちぐらコラム

第29回　声変わりする猫！？

こんにちは、猫専用アパートまやちぐら
オーナーの田場です。

世の中はコロナウイルスで
本当に大変なことになっていますね。

ついに緊急事態宣言まで出されました。

なかなか外出出来ない状況で
皆さんはどう過ごしているでしょうか？

我が家では色々な映画や動画を見ています。
主に息子の好きなアン◯ンマンですが(笑)

先日、今より小さい時期の息子の動画を見てたんですが、
声の高さがかなり変わっていて驚きました。

毎日一緒に暮らしていると
なかなか気づかないものですね。

今より高い声で幼い喋り方の息子を見て、
成長を感じた時間でした。

そして、そういえば猫も
声が変わっているじゃないかと気づきました。

のすは拾った時から小さくしか鳴かないので
あまり意識してなかったんですが、
ビビは子猫の時から鳴き声を聞いていたので
成長した今、声が低くなったのを
ハッキリ感じます。

猫にも人間と同じように変声期があるんですね。

といっても正確には
猫には声帯という部位はありません。

猫の声帯は人間よりも犬に近く、
粘膜の特殊構造によって鳴き声が出せるようになっています。

子猫の時は「ミャーミャー」と高い声ですが、
一般的に1・2歳頃になると
猫らしい「ニャー」という声になるそうです。

やはりメスよりもオスの方が
声色に違いが大きく出るみたいですね。

我が家は２匹ともメスだから
確かめようがありません。

オスはどのくらい変わるんでしょう？
かなり気になるところです。

猫界にもイケボとかあるんですかね(^^)

そして成猫になってからも
声変わりすることはあります。

まずは体の大きさが変わったり
肥満になった時。

人間でもお相撲さんやプロレスラーなどは
声が低かったり、こもったりしてますよね。

体型の変化によって猫も
声帯部分の大きさが変わっていきます。

次に去勢手術をした時です。

術後に声が高くなったり、
ストレスで声がかすれたり、
鳴かなくなったりと変化の違いは様々です。

傷の回復とともに元に戻るみたいですが、
ずっと戻らないようなら
病院で診てもらったほうがいいですね。

3つ目は発情期の声変わり。

低めの甘えた声を出すのが特徴です。
一時的なものなので時期が終われば
元の鳴き声に戻ります。

次は病気や体調が優れない時です。

何らかの病気や体調に変化があった時は
猫の声も変化することがあるんです。

かすれていたりガラガラした声が出ていたら
風邪や咽頭炎等の病気も考えられます。

また、病気は病気でも
環境の変化によるストレスなどで
メンタルに影響がある時も同様です。

環境になれたら解消されるはずですが、
強いストレスが原因で
体まで弱ってしまうこともあります。

病気が考えられる場合は様子をよく見て
必要ならば病院へ行きましょう。

最後に老猫にも変声期があります。

声がかすれてくることが一般的なのですが
気にするべきは猫の「認知症」。

認知症になると何度も大きい声で鳴いたり、
抑揚のない声で鳴くという特徴が見られます。

声の変化はもちろん
体調の変化もよく見てあげてくださいね。

さて今回は猫の声について触れました。

太ると声が低くなったり、
風邪をひくと声がかすれたりと
人間とも少し似てる部分がありますね。

変声期として挙げた今回のパターンは、
いずれも変声の程度は個体によって様々なので
あまり声が変わらない子もいるようです。

一時的なものや
成長したことでの変声は心配ないですが、
病気のせいで声が変わっている場合もあるので
猫の様子を見て判断することが大事です。

普段からスキンシップを取ることで
様子の違いに早く気づけるようにしておくといいですね。