【にゃんこらむ】猫専用アパートまやちぐらコラム

第34回 猫の嘔吐は突然に


こんにちは、猫専用アパートまやちぐら
オーナーの田場です。

今日ものすとビビは食欲旺盛です。

しっかりと食べたにも関わらず
食べたことを知らない人間が
部屋に入ってくると
食べてないフリをして寄ってきます(笑)

のすの食欲は無限ですが
1口1口が少量です。

一方ビビはのすより食欲は抑えめですが、
ガーッと口に入れてほぼ丸飲み。

猫って、狩りをして生きていた頃の習性で、ほぼ丸飲みで食べるんですって。

ザ・猫 なビビです。笑


ビビはそんな食べ方なもんで
たまに吐いちゃうんですよね。

猫好きならご存知だと思いますが、
猫はよく吐く動物です。

毛づくろいした毛玉を吐くことは
よく知られていますよね。

猫は起きている時間の30~50%を
グルーミングに費やしているとも
言われているんです。

他にも食べ過ぎや誤食などで吐いたり、
胃酸や胆汁を空腹時に吐くこともあります。

ビビは食べ過ぎ・毛玉・誤食で
のすよりも吐くことが多いです。

一時期床に敷いているスポンジクッションを
噛みちぎって食べちゃったりしてたので、
今は食べないようにスポンジを
隠して塞いでいます。

吐いた後はいつもケロッとして元気なので
様子見という形にして
病院へは行きませんでした。

猫の嘔吐に関しては、

・一日に何度も吐き続ける
・一週間に何度も吐く
・吐こうとしているのに吐けない
・吐瀉物(としゃぶつ)に血や異物が混ざっている
・異臭がある
・痙攣・下痢など他の症状を伴う

このような「普段と違う嘔吐だ」
と感じた場合には
すぐに病院で診てもらいましょう。

また、毛玉に関して恐ろしいのが

【毛球症】という病気。

毛球症は大きくなりすぎた毛玉が
胃や腸に詰まったりして
症状が起きる病気です。

毛玉が大きくなりすぎると
吐く仕草は見せても
なかなか吐き出せないことがあります。

大きい毛玉を吐こうとして
窒息寸前になったという例もあるのだとか。

食欲の低下や吐き気も起こりますし、
毛玉が胃から先の腸で詰まり
腸閉塞を起こすことで便が出ないなど
深刻な事態も起こり得ます。

食事や排泄の出来なくなった猫は
もちろん命の危険が迫ることに。
開腹手術で取り除くしかなくなります。

こんな恐ろしい目には
合わせたくないですね。

吐くことは止められないにしても、
飼い主としてはせめて
吐く頻度を少なくしてあげたいものです。

急に吐くとビックリしますし、
猫の体調も心配です。

床の掃除も頻度が多いと
滅入ってしまいますしね。

そこで我が家は予防策として、
ブラッシングを心がけています。

飲み込む可能性のある
むだ毛や抜け毛の量を減らせば、
吐く頻度も減らせる可能性が高まります。

それに猫とのコミュニケーションを通じて
手軽に出来るケアですよね。

我が家のブラッシングの頻度は
週1・2回ほどですが、
本当は短毛種なら週2〜3回が
ベストみたいですね。

ちなみにのすは掃除機を怖がらないので、
家の掃除ついでにのすの体を吸って
毛を取ったりしてます(笑)

どれだけ吸っても微動だにしません。

あと掃除に使うコロコロも好きで
よく体をコロコロしてあげて
毛を取ってます。

気持ち良さそうにしてます。(*ˊᵕˋ*)

ちなみに長毛種は
毛の長さだけじゃなく量も多いので
毛玉吐きが多いそうです。
ブラッシングは毎日行うと良いそうですよ。

食事の面では毛玉ケアのフードを与えて、
便と一緒に毛を排泄させるようにしています。

「毛玉ケア」
「ヘアボールケア」

と書かれているものが
毛玉吐きに関しては効果的のようです。

一つ注意する点としては、
元々あげていたご飯から
突然切り替えるということ。

急に新しいご飯だけにすると
食べてくれなかったり、
消化不良を起こすことが考えられます。

元々のご飯に少しずつ混ぜていくなど、
一週間くらいかけて
ゆっくり移行することが大事です。

住宅面では、
まやちぐらを建てるにあたり
「掃除のしやすさ」にはこだわりましたが、
それは床に関してもかなり意識しました。

全部屋に介護施設でも使われているような
片付けや掃除のしやすい
クッションフロアを採用しています。

そのため猫が吐いた後にも
片付けや掃除がしやすい造りになっています。

本当のフローリングと違い
奥に入り込んでしまうような
溝が無いことが大きなメリットです。

掃除をする際は吐瀉物を片付けてから、
重曹スプレーを吹きかけて
仕上げ拭きをしています。

消臭や除菌にも役立つので
重曹スプレーは大変便利なアイテムです。

猫が吐くタイミングは
いつも突然やってきます。

いつ吐いても良いように
身の回りを整えておくと、
すぐに対応が出来て
猫も人もお互い気持ち良く暮らせますよ。

【プロフィール】
田場 正親(たば まさちか)
1981年生まれ、本部町出身。


動物全般とカラオケとお笑いを好む。

185㎝・85㎏の体つきが災いしてか、

元卓球部部長なのに腰痛持ち。

 

ネコの殺処分数や飼える環境の少なさに

衝撃を受け「足りないのは愛情よりシステム」

(猫を助ける仕事/山本 葉子 著 より引用)を

合言葉に、猫も人も快適に過ごせるアパート作りを

本気で目指すことになる。

 

東京にある猫専用デザイナーズアパート

『Gatos Apartment』オーナー木津氏の元で

学んだ事と沖縄の風土を融合させたアパート

『まやちぐら』をおそらく初めて沖縄に作った、

そんな感じの人。

 

まやちぐらホームページ 

http://takiryoku.xsrv.jp/

 

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「週刊タイムス住宅新聞」(毎月第3金曜日発行号)にもコラムを掲載しています。

 

※このコラムは第4金曜日に更新します。次回は令和2年10月23日(金)の予定です。