こんにちは。にゃんこアパート201号室チョコみるくです。
「ねことお引越し(1)」につづき、
今回は愛猫ココ太郎の引越し後の様子などをお伝えします。
果たして、ねこは新居にどのぐらいで慣れるのか・・・
引越には約5時間かかり、人間は人間で大変でしたが、
ずっと浴室に閉じ込められていたココ太郎の恐怖は計り知れません。
新居に荷物が運び込まれる間、私は極力ココ太郎のそばにいるようにしました。
洗面所の奥が浴室なので、洗面所の扉を閉め、
引越屋さんが間違えて開けないように、
「ねこがいます。開けないでください」の張り紙。
そして洗面所内に洗濯機置き場があるため、洗濯機の搬入は一番最後にしてもらいました。
引越し屋さんも「ねこちゃん大丈夫ですか」と気遣ってくれて嬉しかったです。
そんなことは知るはずもなく、恐怖に震えるココ太郎。
荷物の搬入が完了し、業者の皆さんを見送ってようやくほっとしたところで「ココちゃーん、終わったよ~」と浴室の扉を開けましたが、相変わらずココ太郎はキャリーの後ろにうずくまっていました。
ちゅ~るにも無反応。夜になってもまったく出てくる気配がないので、
風呂に入りたくてたまらなかったけどこの日は我慢。
その間、ココ太郎がいつ出てきてもいいように、まずはココ太郎の居場所づくりにとりかかりました。
くつろぎスペースやトイレなど、旧居の配置をできるだけ再現し、
旧居よりも快適に過ごせるようあらゆる空間を猫仕様にして、とにかく人間のことは後回し。
ココ太郎の混乱、ストレスに比べたら、
人間は状況がわかっている分どうにでもなります。
ついに動き出すもやっぱり帰りたい・・・!?
夜中の12時をまわった頃、浴室の様子を見に行くと、
ココ太郎は少しだけ体を動かし、
ちゅ~るもちょっとなめてくれました。
ようやく落ち着いてきたようです。
そして、しばらくするとついに浴室を出て新居の探検を開始!
においをかぎながら、おそるおそる、ゆっくりゆっくり。。。
心配でずっと見ていたかったけど、なるべくかわまないように、
ココ太郎の好きにさせようと我々は先に休みました。
明け方。
ガサガサガサガサッ!とトイレの砂をかきまくる音で目が覚めると
引越し後初のオシッコ&ウンチが!
浴室内に置いたトイレではなく、新しく設置したトイレです!
ここでトイレを使えたのなら一安心!
ねこは排泄が命!ぐらいなとこがあるので、非常にほっとしました。
それにしても、このときの砂かきは、今までにない激しい音でした。
なんだかヤケになっているような・・・
「ここはどこだよ!なんて日だっ!」って感じなのかも^^;
ちょっと元気出てきたかなーと喜んだのも束の間、
トイレの後は、うろちょろしながらウォ~ンウォ~ンと遠吠えのように鳴きまくり。
まるで「おうちに帰りた~い!」と泣いているようでした。
そしてクローゼットの奥に入り込み、またしても出てこなくなってしまいました。。。
やはりそう簡単には慣れてくれないようです、、、
元通りまでの道のりは遠く・・・
この日我々は朝から出かけねばならなかったので、
ココ太郎はいきなり長時間のお留守番。
隠れ家となったクローゼットに水とエサを置いて出かけました。
数時間後、家に戻るとココ太郎はまだクローゼットの中。
エサも全然食べてない。
仕方なくそのまま放っておいたのですが、
クローゼットから出てきたのは夜になってからでした。
食欲はあるようで、とりあえずいつもと同じように
大好きな缶詰で夕食。。。やれやれ。
食後は新しいくつろぎスペースを確認したり(確認のみ)、
忌まわしい(であろう)浴室に再び勇気を出して入ってみたり、
行動範囲を少しずつ広げており、
疲れたのか鳴かずに眠ってくれたので、我々もようやく熟睡。。。
猫が新居に慣れるまでどれぐらいかかるかは、
性格や環境によってまちまちのようで、
引越し段階から全然平気なねこちゃんもいれば、
新居の押入れに入り込んだまま一週間…というねこちゃんもいるそうです。
ココ太郎の場合、浴室からは早めに出てきたものの、
ビビリ&人見知りの激しさは猫一倍。恐怖は長く続くこととなりました。
というのも、新居にはさまざまな業者が出入りします。
元々玄関のチャイムが鳴っただけで大パニックになるココ太郎にとって、
業者の度重なる訪問、作業のための長居は苦痛だったに違いありません。
業者が来るたびに隠れて出てこなくなり、
どこへ隠れたのかわからなくなるときも度々あったので、
室内なのに何度も何度も行方不明になりました。
荷物も片付いてなく、人間もまだ新しい家に慣れていないということもあり、
隠れ場所の見当がつかず探し回るはめになるのです・・・
ベランダの脱走防止対策が不完全なまま消えたときは、
ついに家出か!?と、心臓バクバクでした。
そんなこんなで生活が落ち着くまで一週間~10日近くかかり、
その間ココ太郎はずっとストレスにさらされていたわけで、
体調を崩すかもしれない…という予感は的中。
引越の一週間後、ココ太郎は膀胱炎になってしまったのです、、、!
<つづく>
▲左)旧居同様に設置したくつろぎスペース。ここで寝てくれたのは引越3日目の夜 右)旧居で縦に裂けたボロカーテンもそのまま使用。新居にあるまじき…かもしれませんが、外が眺めやすいので必需品です
▲左)ベランダ初ころころは引越10日後 右)ワイヤーネットなどで脱走対策は念入りに。外はのぞけるようにしておきます
▲左)こちらは窓の脱走対策。結局ココ太郎は外の車にビビって寄りつかないのでモデルは猫ピッチャーのミーちゃん 右)一ヶ月位たってようやく怖がらなくなりました
●チョコみるく
ココ太郎の保護者。6年前ココ太郎の祖母チョコと出会ってねこ好きに。