ねこを拾った!
どこからかミャ~ミャ~鳴き声が・・・
見ると段ボール箱にねこちゃんが・・・
思わず保護したけれど
どうすればいいかわからない・・・!
でも大丈夫。
たとえ飼えなくても命を守る方法はたくさんあります。
ここでは飼えないときの対処法や
ねこのお世話について紹介します。
※子猫の場合は近くに母猫がいるかもしれないので、しばらく様子をみましょう。
▼ 飼えない! ▼
●友人知人に相談する
ねこを保護したものの飼えない、でもなんとかしたい! そんなときはひとりで悩まずに、まずは友人知人に相談してみましょう。ねこを飼っている人、動物好きな人、そうでなくても、きっと何か情報があるはずです。SNSを活用すれば、自分に代わって飼ってくれる人が見つかるかもしれません。
●動物愛護団体に相談する
ねこや犬の保護活動を中心とするボランティアなど、各地域には大小さまざまな動物愛護団体があります。 ペットや保護動物に関する相談窓口を設けているところもあるので、ねこを拾って困ったら是非一度連絡してみてください。
●譲渡会に参加する
保護動物の譲渡を目的としたイベントも各地で開催されています。定期的に参加者を募集している団体や施設もあるので、まずは問い合わせてみましょう。参加条件を満たしていれば譲渡会で里親さんを探すことができます。
※おきなわにゃんこビレッジ「保護猫情報」もご覧ください。
●里親募集サイトを活用する
インターネットが得意な方は、里親募集サイトに保護したねこちゃんの情報を掲載して自力で里親さんを探すのも有効です。沖縄県内の情報も多数掲載されており、里親を希望する人と素早くコンタクトをとることができます。
<里親募集情報を掲載できるおすすめサイト>
→おきなわワンニャンの会ミュウ/里親募集(出会いのひろば)に掲載希望の方へ
●チラシを貼る
ネット社会とはいえアナログな方法だってばかにできません。迷い猫を探すチラシもたびたび町で見かけますよね。保護したねこちゃんの写真や特徴、連絡先などを入れた里親募集チラシを作成し、動物病院やペット関連施設、最寄りのスーパーなどなど、人の集まるところにお願いして貼らせてもらうのも一法です。
▼ 飼える! ▼
●まずは動物病院で健康診断
保護したねこと暮らすことになったら、動物病院で健康診断をしてもらいましょう。ワクチン接種やノミ・ダニの駆虫、不妊手術が必要な場合もあります。病気があってもなくても、早い時期に獣医さんに診てもらうことはその後の安心につながります。
●ねこグッズの準備
愛猫のためならと、ねこグッズを揃えようと思ったらキリがありませんが、ここでは最初に最低限必要なものを紹介します。
・フード、水、容器
フードも水も、容器はとりあえず家にあるお皿などで代用してもOK。フードはミルクやウエットフード、ドライフードなどねこの年代や好みに合わせて用意します。手作りするときは当サイトの「にゃんこパーラー」も参考にしてみてください。
・トイレ、猫砂
トイレ容器は縁の低いプランターや、空き箱+新聞紙でも代用できます。猫砂も、たとえば植木に使う土でも覚えればそこがトイレとなります。ただ、ねこにとってトイレはとても大切な場所なので、早めに専用のトイレ容器や猫砂を準備しましょう。
・寝床
最初はタオルと空き箱、クッションなど家にあるもので十分。家の中の落ち着ける場所にねこちゃん専用スペースを確保してあげましょう。はりきってねこベッドを買ってきても、意外とそこでは寝なかったり。。。ねこは気まぐれなのです。
●先住猫がいるときは・・・
ねこの性格にもよりますが、たとえば先住猫が高齢で、子猫を迎える場合など、先住猫のストレスが強くなってしまうことがあります。もちろんその逆も考えられるので、しばらくは生活空間を分けて様子をみましょう。また、病気の感染を防ぐためにも両方のねこの健康診断が必要です。
◆
人間が「飼える!」と思っても、先住猫との相性が悪かったり、ねこにとっては迷惑なだけ…ということになってしまうかもしれません。どうしてもうまくいかない場合は、このページの<飼えない!>の対処法を参考に、保護したねこちゃんの里親探しを始めましょう。
▼ 赤ちゃんねこ(生後1ヶ月未満)を拾った!▼
母猫に代わるお世話は大変ですが、人の手で育てることも十分可能なので、頑張って命を守ってあげてください。
タオルなどで包んで体を温め、哺乳は子猫用ミルクをスポイトやストローで数滴ずつ飲ませます。
赤ちゃんねこは母猫にお尻をなめてもらって排泄するので、排泄の補助も忘れずに。
お尻のあたりを軽くトントンとたたいて刺激してあげるとオシッコやウンチが出てきます。
生後3週以上になると自然にトイレを覚えるようになり、哺乳も生後3週くらいまで。
その後は離乳食~ドライフードなどへと切り替えていきます。
母猫がいる場合、育児放棄もしていないようなら人間は見守るだけ。子育てしやすい環境を整えてあげましょう。
ペットを捨てないで!
沖縄県の犬・猫殺処分数は常に全国ワースト上位。
これは安易にペットを捨てる人が多いということにもつながります。
引っ越すから、病気になったから、たくさん産まれちゃったから、、、
だから捨ててしまうなんて、
こんな身勝手なことはありません。
「命どぅ宝」は人間だけのことではないはずです。
動物を捨てる行為は「動物の愛護及び管理に関する法律」により罰則があります(※)。
つまり犯罪です。
“犯罪者”にならないためにも、
飼えないからと安易に捨てるのではなく、
まずは周囲に相談したり、ネットなどで解決方法を調べてみてください。
小さな命を救う方法は、たくさんあります。
※平成24年9月「動物の愛護及び管理に関する法律」の一部を改正する法律(改正動物愛護管理法)公布、平成25年9月1日より施行。
改正動物愛護管理法では、動物の飼い主は、その動物が命を終えるまで適切に飼養する「終生飼養」の責任があることが法律上明確にされました。
詳細は、環境省のパンフレット「動物愛護管理法が改正されました<一般飼い主編>」(平成25年8月作成)で確認できます。
出典:環境省ホームページ/動物の愛護と適切な管理 http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo
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