【にゃんこらむ】ねこを愛でながら泡盛を(2)

 

こんにちは。泡盛ルポライター 富永麻子です。

この仕事をしていて

よく聞かれる質問のひとつ「毎晩のみますか?」ですが

答えは、

「毎晩は飲みません!」  

6日しか飲んでませんから!!(笑)

 

それはさておき、ねこのおはなしをいたしましょう。

前回は、 

三年前の5月の雨の夜に「保護した子ねこ」との出会い

そして、看病に至った経緯をお話ししました。

 

 

ひどくただれた目は痛々しく、獣医さんにも完治は難しいだろうと 

言われていても

「とにかく里子にだせるように」と

看病にあけくれた三ヶ月…

 

最初は、いやがることばかりする私になつく気配すらなかったものの

徐々に、目薬を嫌がらなくなり始め

食欲もでてきて、自分でご飯も食べ始めました。

ようやく私を信用し、ツンデレではあったものの

時々甘えてくれるようにもなりました。

 

 

「里子に出す!」と決めていたので、名前をつけずにいたのですが

だんだんと目のただれもきれいになり

日ごとにかわいくなっていく子ねこを名前で呼びたくてうずうずする始末。

雨の夜、簀子の下から、ひょっこり顔をだしたあの瞬間が

私たちの出会いだったことを思い

「すのこ」と名付けてしまいました。

顔の小さな真っ白なねこ「すのこ」という和の響きが、

なんともしっくりと似合うように感じたのです。

  

まわりからは、 

「あぁ〜あ、とうとう名前つけちゃった〜!?」

「もう飼うんでしょ〜?」

「もう絶対手放せないよ〜!」と、散々茶化され

結果、その通りになってしまったのでした。

 

 

経過報告を兼ね、お借りしていたゲージを返しに

お世話になった

那覇市牧志のヒマワリ動物病院につれていくと 

院長の千景先生は、

「ねずみだったのに、もうちゃんと猫ちゃんになったねー」と、喜んでくれました。

そして「(あのただれた目から)ここまで回復できたのは

麻子さんの愛の賜物だよ〜。無理だと思ってたのに 

よくがんばったね〜」とほめていただきました。

その労いの言葉が本当に心に沁みました。

 

それでも、すのこの目は、完治には到らず

千景先生いわく、弱視ではあるけれど、ちゃんと見えているそうです。

 

右目は、今も曇っていていつも涙目のまま…

時折「オッドアイなの?」と、聞かれることもありますが

目に障害をもった子です。

 

もうひとつ、アレルギーのせいで赤茶色の涙を始終流すので

右目の下だけ、いつも黒くなってしまいます。

白ねこなだけにそれが、とても目立ってしまいます。

 

すのこのご機嫌を見ながら 

コットンで拭いてあげるのですが、

機嫌が悪いと咬まれます。

 

病弱だったこともあり、『躾ける・怒る』ということを

まったくできないまま 育ててしまい

咬み癖がついてしまいました…。 

気に入らないことがあると、すぐ咬みます。

 

ご飯の要求、トイレ掃除の要求、遊んで!の要求、

すべて咬んでお伝えくださいます。

  

泡盛の女王だった私よりも女王様の性格でいらっしゃいます。

白ねこは臆病な上、神経質で気難しいと知りました。

  

自然界において、白は目立ち、狙われやすい

だから、本質的にそのような性格になるのだとか…。

 

すのこは、客の前には姿をあまり出さず(基本的に客が嫌い)

慣れてきた人でも、触ろうとすると咬み、エサでは決してつられません。

私にしか甘えない。私にしか触られない。私にしか抱っこされない。

もう、そこがなによりも愛おしくたまりません。

(間違いなく親バカです。笑)

  

里子にだすはずだった子ねこは、私の大切な家族になりました。 

この気位の高いすのこ」との生活は、楽しくもあり大変なこともしばしば。

 

次回は、すのこのせいで「私は不審者になっている!?」かもしれないを

お話をしたいと思います。

 

 

ところで、 

白ねこを飼っているからというわけでもないのですが

 

最近、白いもので泡盛を割ることが マイブーム。 

白いものとはなんでしょうか?

  

牛乳ではありません。 

カルピスでもありません。

鷲ミルクでもありません。 

答えは、豆乳!

  

まろやかでコクがあり、豆乳のほどよい甘みが泡盛のうまみを

さらに引き出してくれます。  

家でのんびり豆乳割りを飲んでいると

すのこが膝にぴょんっとのってきます。

  

右手には白いグラス。

膝の上には、白い女王さま。 

この上なき幸せ。

週6日も 飲んじゃうわけですね(笑)

 

泡盛ルポライター

 

富永 麻子(とみなが あさこ)   沖縄県那覇市首里出身

 

 

 

1999年度 沖縄県泡盛の女王

 

泡盛の女王として、沖縄県内外、国外などで

 

泡盛のPR活動の任期を1年間務めた後、飽くなき探究心から、

 

沖縄県内の全48ヶ所の泡盛酒造所を取材。

 

琉球新報にて「富永麻子の泡盛のふるさと巡り」の連載を

 

きっかけに『泡盛ルポライター』となる。

 

著書に、『 泡盛はおいしい 〜沖縄の味を育てる〜 岩波書店 がある。

 

全国各地で、泡盛に関する講演、セミナーなども精力的にこなす。

 

イベント司会、テレビ、ラジオ、インターネット等

 

フリーのパーソナリティとしても活動中。

 

 

 

   【主な活動】

 

ラジオ沖縄 『麻子邸へようこそ』  パーソナリティ

 

沖縄タイムス『オフィスの窓』・『唐獅子』など コラム連載

 

主婦の友社『泡盛大全』 ・ 双葉社『泡盛「通」飲読本』 他 執筆

 

BS日テレ 沖縄楽園スタイル うちなー亭   レギュラー出演

 

RBC ちゅらグルメ レポーター  

 

ジ・アッタテラス クラブタワーズ カルチャープログラム きき酒体験 講師

 

泡盛倶楽部 富永麻子の酒造所巡り(インターネット コラム 48酒造所完全網羅)

 

富永麻子と行く 『泡盛探訪ツアー』  企画・実施      他