第1回「オーナーはこんな人」
初めまして。
猫専用デザイナーズアパート
「まやちぐら」を運営しております、
田場正親と申します。
この度縁あって「おきなわにゃんこ
ビレッジ」さんでコラムを書かせて
頂くことになりました。
このコラムでは、まやちぐらを
建てるまでの経緯や我が家の
愛猫「のす」との運命的な出会い、
猫アパートに関する情報等を
ご紹介させて頂きたいと思います。
よろしくお願いします!
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=721x10000:format=jpg/path/s6cefaad4f914b6ec/image/i4b733d9bbfd66b76/version/1514048807/image.jpg)
写真は私の愛猫「のす」です。
さて、まやちぐらは「人と猫が
快適に過ごせる空間」をコンセ
プトに建てられたおそらく沖縄
初であろう、猫と暮らすことに
特化したアパートです。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s6cefaad4f914b6ec/image/ic9d4d6a4efba0676/version/1513848211/image.jpg)
「どんな人物がどういったきっかけで
猫専用アパートを建てたのか?」と
気になる方がいるかもしれないので、
今回はきちんと私自身の紹介を
させて下さい。
私は現在36歳です。
本部町で生まれ育ちました。
成績の悪かった私と歳の離れた
成績優秀な二人の姉を常に比べる
両親から「勉強しろ!」と毎日
怒鳴られていた子供時代でした。
そんななか、私の心の拠り所は、
猫・犬・ドラクエ・FF。(笑)
時期はズレますが、猫は合計6匹、
犬は1匹飼っていました。
猫は当時外猫だったのでほとんど
家におらず、たまに帰ってきては、
エサを食べ「おいしかったぜ☆」と
言いまた旅に出るの繰り返し。
お互いドライな関係でしたが、触れ
合っているとすごく癒されたのは、
鮮明に覚えています。
外猫だったので1匹、また1匹と帰っ
てこなくなり、自然とゼロになって
しまいました。
犬は名前を呼ぶと走ってとんでくる、
とても人懐っこい犬でした。大事に
していたその子は少し目を離した隙
に交通事故に会い亡くなってしまい
ました。
今でも亡くなった直後のまだ温かい
体温を手のひらが覚えており当時を
思い出すと泣けてきます。
その後は中学で卓球部部長になり、
沖縄北部で個人2位、団体で優勝。
大学ではテコンドーで九州チャンピ
オンになり全日本では3位とスポー
ツに打ち込む日々。少し自慢できる
ような成績をおさめました。
大学時代はコンビニでバイトをして
いましたが、出退勤途中で人の家の
犬や猫と遊ぶことが習慣になり、毎
日のように癒されていました。
犬がいる家の真向かいに猫がいる家
があり、猫と遊んでいると犬は「自
分と遊んでよ~(泣)」と言わんばかり
に寂しそうな声を出します。
しかし猫は私が犬と遊んでいても
素知らぬ顔。(笑)
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そんな日々も終わりゲーム会社に
就職しました。仕事はすごく楽し
かったのですが心と体がついて行
かず、泣く泣く3年ほどで退職。
その後、調理学校で勉強していた
頃に敗血症を発症し、死の淵を彷
徨う経験もしました。
それから調理の職場を転々とし、
社会人になって現在4社目。
健康面や低所得の不安から「他に
も収入源を増やさなくては」と感
じ始めていたタイミングで上司か
ら不動産を勧められ勉強を開始。
中古物件を複数購入した後、新築
を建てるチャンスに恵まれました。
それまでは引っ越しの機会が多く、
寂しい思いをさせることからずっと
ペットを飼えないでいたので「ペッ
トと暮らせる家を建てたい!」と
考えました。
そこからリサーチしていくと、猫が
飼える物件は圧倒的に少なく、それ
に加え、沖縄での犬猫の殺処分数が
全国の中でも常に上位にくるほど多い
という現状をそこで初めて知り、
「このままではいけない!」と強く
思いました。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=814x10000:format=jpg/path/s6cefaad4f914b6ec/image/i1c91323981ccae46/version/1513847905/image.jpg)
ノラ犬に比べ、ノラ猫の数はかなり
多く、ペット禁止のアパートで無断
で猫を飼うというパターンがほとん
どだったため猫に特化したアパート
を作るべきだと考えました。
それから猫の生態や猫に関する書籍
を読み漁り、東京で猫専用アパート
を運営している方に直接学びに行っ
たりもしました。
そして、沖縄の風土なども考えた結果、
独自の物件「まやちぐら」が完成します。
まやちぐら完成に至るまでも「もう諦
めるしかない!」と思えるような数々
の壁や障害があったのですが、続きは
次回お話したいと思います。
ここまでお付き合い頂き、ありがとう
ございました。
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【プロフィール】
田場 正親(たば まさちか)
1981年生まれ、本部町出身。
動物全般とカラオケとお笑いを好む。
185㎝・85㎏の体つきが災いしてか、
元卓球部部長なのに腰痛持ち。
ネコの殺処分数や飼える環境の少なさに
衝撃を受け「足りないのは愛情よりシステム」
(猫を助ける仕事/山本 葉子 著 より引用)を
合言葉に、猫も人も快適に過ごせるアパート作りを
本気で目指すことになる。
東京にある猫専用デザイナーズアパート
『Gatos Apartment』オーナー木津氏の元で
学んだ事と沖縄の風土を融合させたアパート
『まやちぐら』をおそらく初めて沖縄に作った、
そんな感じの人。
まやちぐらホームページ
https://mayachigura.jimdo.com/
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Instagram https://www.instagram.com/mayachigura/?hl=ja
アメブロ https://ameblo.jp/mayachigura/theme-10103465352.html
※このコラムは第4金曜日に更新します。次回は平成30年1月26日(金)の予定です。