
2018年夏の公開を目指して、ある映画の撮影制作が進められています。
その映画の名前は「Nyaha!(ニャハ!)」。
美しいサンゴ礁の海に囲まれた架空の南の島「ニャハ島」を舞台に、
島猫たちののんびりとした自由気ままな暮らしぶり、そして時に切ない、
その生きざまを猫視点で見つめ猫自身が語るという内容。
主役猫の「向田(むこうだ)さん」がなぜか京都弁で物語するという
ユニークな設定が興味を引きますね。

島猫たちのありのままの姿を撮影
向田さん以外はすべて、沖縄で暮らす飼い主のいない島猫たち。
公園で日向ぼっこしたり、木陰で寝ていたりと島猫のありのままの姿を撮影。
また、飼い主のいない猫たちが人間と共生するための方法として全国で行なわれているTNR活動も撮影。
こちらも猫目線で撮影するなど意欲溢れる作品になっています。
※TNRとは、Trap Neuter Return、つまり、捕獲して避妊去勢手術を施し元の場所へ帰すこと。
避妊去勢手術を受けた猫はその目印として耳たぶをV字カットし、
その形がサクラの花びらに似ているためサクラネコともいわれています。

きっかけは1冊の本から
映画を作るきっかけとなったのは1冊の書籍「島猫と歩く那覇スージぐゎー」(双葉社刊)。
著者の仲村清司さんと撮影を担当したカメラマンの仲程長治さんが続編について話し合ったことがきっかけに。
その時の話題は、全国でも高い殺処分数、交通事故死、猫による希少生物の捕殺問題など、
のんびりとした沖縄のイメージとはかけ離れたものだったといいます。
そこで島猫たちに「なにか恩返しできるような作品を作りたい」と、より多くの人に伝わる手段として、
書籍ではなく映画作品を制作するプロジェクトを立ち上げたとのことです。
ちなみに主役猫の「向田さん」は仲村清司さんの愛猫です。
映画の脚本は仲村清司さん、監督・カメラマンは仲程長治さん、そして宮沢和史さんが、
オリジナルテーマ曲「washima」など、映画の楽曲を制作しています。
washimaは下記の「Makuake」サイトのPVで聞くことができます。
おきなわにゃんこビレッジでは映画の制作風景も取材させていただきました。
今後、その模様などをレポートしていく予定です。
なお映画の資金造成としてクラウドファンディングを実施中。
1月30日が期限となっているのでお早めに。
クラウドファンディングサイトMakuake
https://www.makuake.com/project/nyaha28/
公式Facebook
https://www.facebook.com/nyaha28/