【にゃんこらむ】猫専用アパートまやちぐらコラム

第35回　ねこの脱走対策を考える

こんにちは、猫専用アパートまやちぐら
オーナーの田場です。

スーパーなどで買い物をしていると
よく張り紙を見かけます。

それは迷子の猫を探す張り紙。
私はこの張り紙を見る度に心が痛みます。

猫はよく脱走することがあるので、
脱走したまま迷子になってしまうという
そんなケースが多いのでしょう。

脱走したがる理由というのは猫それぞれ。

その中でも代表的な理由として
まず好奇心が挙げられます。

猫ってすごく好奇心旺盛な動物ですよね。

窓から外を眺めるのが好きだったり、
自分のテリトリーじゃない場所があれば
確かめたくなります。

何か面白いものを見つけたら
突発的に追い求めてしまうのは
猫の本能なんでしょうね。

我が家の愛猫「のす」も好奇心が強く、
ドアを開けるタイミングを狙っては
よく別の部屋へ脱走します。

また落ち着きがない発情期の猫が
興奮したまま外へ出て
戻れなくなるパターンや、

飼い主の引っ越し、
新しいペットが家族に加わるなど
周りの環境の変化にストレスを抱えて
逃げてしまうこともあるそうです。

扉や窓がたまたま開いていて、
ただ少し外へ出てみたら
帰り方がわからなくなった
そんな理由もあります。

まやちぐらでは、
脱走防止という以外にも
理由はたくさんあるのですが、

【完全室内飼いで、
猫をベランダなどにも出さないこと】
をルールとして
住人さん達に守って頂いています。

いくら外が好きだからと言っても
甘やかした結果、迷子になってしまっては
結局猫を不幸にすることに
繋がってしまいますからね。

猫が脱走して家に戻ってくる確率は、
家の出入りが自由な子は
8割ほど戻ってこれるらしいんですが、
完全室内飼いの子では
ほぼゼロに等しいみたいです。

やはり家周辺のルートを知らないから
当然といえば当然ですよね。

猫に帰巣本能があるのか自体
明確にはなっていないそうです。

数十キロ離れた場所から
帰ってきたという話もあるようですが、
稀な事例だから話題になるはずなので、
出入り自由な子も
過信しない方がいいでしょう。

まやちぐらでは建物自体にも
脱走を防ぐために対策していることが
3つほどあります。

まずは逃走防止扉です。
部屋から玄関までの間に扉を設け、
容易に玄関へ行けないようにしています。

ドア自体はスライド式で、
閉まり切る直前に
スローになって閉まるものを採用しました。

これは猫が間違って
挟まれないための対策です。

もう一つは強化網戸。

以前にもご紹介していますが、
猫の引っかきにかなり強い網戸です。

簡単に破れず、
突破しにくい造りの網戸を
全ての部屋に採用しています。

最後は我が家で後付けした設備ですが、
網戸用のストッパーを購入して付けました。

電気のスイッチのように
パチパチと切り替えることで
ロックや解除が出来るもの。

ロックしてストッパーの板が浮いたまま
網戸を開けようとすると、
板が隣のサッシに引っかかり
網戸が開けられないという仕組みです。

開いても2cmくらいなので
通れるのは虫くらい。

「猫が網戸でじゃれてる時に
たまたま開いてしまった」
ということが無いですし、
やんちゃ盛りな子供もいるので
かなり重宝しています。

他の住人さん達の部屋にも
付ければ良かったな〜と
若干後悔しています。

このようにまやちぐらは
色々な脱走対策を施しています。

我が家の猫達でいうと
【ビビ】は名前の通りビビりなので
ほとんど脱走しませんが、