【にゃんこらむ】猫専用アパートまやちぐらコラム

第37回 悩み多き!猫のトイレ

こんにちは、猫専用アパートまやちぐら
オーナーの田場です。

猫と生活する上で
悩みは色々と尽きないですが
なかでも悩みが多いのは
そう、トイレ!

猫用トイレをどこに何個置くのか?
砂はどんなものを選んだらいいのか?
排泄物の処理はどうしよう?

などなど、
飼い主なら必ず一度は迷いますよね。

猫が好むトイレの場所は、
人通りが少なく静かで
風通しの良い
ニオイがこもらない場所です。

たとえば、
・人間用トイレの室内
・洗面所
・リビングの片隅

こういった場所に
猫用トイレを置くのがオススメですよ。

またNGの場所もあります。
それはエサ場の近く!
ご飯の近くでトイレのニオイがすると、
ご飯もトイレも嫌いになる原因に。

人間だってトイレのニオイがする場所で
ご飯を食べたくないですよね。
猫も同じなんです。

まやちぐらは人間用のトイレ室内に
猫用トイレを約3つほど置けるように
スペースを確保しているんですよ。

ちなみに賃貸部分の各部屋には
トイレの中に砂などを余裕で置ける
収納棚も設置しています。

そしてドアには猫用くぐり戸を設け、
猫が自分のタイミングで
トイレに入れるようになっています。

騒がしい場所でのトイレが
嫌いな猫にとって、
リビングを隔てた静かな空間で
用を足せるのは大きな利点です。

しかしながら現在田場家では
ビビが何度もリビングで粗相したので
リビングにも1個トイレを
置いている状態(笑)とほほ。

見た目としてかっこ悪いし
どうにかしたいですが…

まぁビビが粗相しなくなったし
落ち着いてトイレ出来るならいいかと
そのままにしてます。

そしてそのトイレで
普通にのすもやっている笑


トイレの個数に関してですが、
よく言われている理想の数は
頭数+1 とされています。

我が家はこまめに掃除をしたり、
猫が好きな砂を使っていることなどから
最近はほぼ粗相しないので
頭数分だけ置いています。

仕事などで家にいる時間が
あまり取れない方は
頭数+1で用意しておくと良いですね!

猫砂の種類も本当に種類が豊富です。
それぞれに良い点と悪い点があるので
選ぶのが難しいんですよね〜。

大まかな種類と特徴をご紹介します。
以下をご覧ください。

 

【紙タイプ】

軽いので持ち運びと保管が楽。
トイレに流して捨てられるものが多い。

消臭・吸水力のあるものが多く
粉ホコリは少なめだが
軽いために粒が飛び散りやすいので
砂を静かにかけられる猫向き。

手軽に買って持ち帰りたい方や
高めの年齢層の飼い主さんに適した砂。

 


【ベントナイト】

鉱物が素材の砂でかなり重い。
粉塵が舞うので掃除が少し大変。

自然の砂と似ていることから
猫が好みやすく、慣れやすいとされる。

消臭力もあり、
固まる力がしっかりしているので
固まった部分だけを取り除ける。

なんせ重いので通販買いがオススメ。

我が家はこちらのタイプです。
私も妻も腰痛持ちなので
通販でしか買いません(笑)


【木製タイプ】

木の廃材・おがくずなどが素材のため
香りが自然なのが一番の魅力。

強い香りの猫砂がダメな猫には◎。

軽めなので飛び散りやすくホコリっぽい。

固まるものも固まらないものもあり、
物によっては
掃除がしにくい面がある。

木が持つ消臭力と木そのものの香りは
ニオイが特に気になる飼い主さん向き。


【おからタイプ】

食べ物が素材のため比較的安全性は高め。

アンモニア臭とおからの臭いが混じり
悪臭が発生することがある。

固まる力は高くないが
トイレにそのまま捨てられるものが多く
処理のしやすさに重きを置く
飼い主さんにオススメ。

しかし安全性が高いとはいえ
食べ物だと思って
食べてしまう猫もいるため注意。


【シリカゲルタイプ】

脱臭剤などによく使われる素材のため
消臭効果の安定感はバツグン。

おしっこのニオイだけでなく
液体そのものもよく吸い取るのが特徴。

砂の取り替え期間が長い商品が多いため
家にあまり居られない飼い主さんや
掃除を楽にしたい飼い主さん向き。

ただ長期間の使用だと
特有のニオイが発生することも。

ほぼ固まらないタイプで、
砂が猫の体にくっつくことがあるため
神経質な猫だとトイレ自体が
嫌いになる可能性あり。


【システムトイレ】

脱臭シートと長持ちする砂を
一緒に使うため消臭力は高いが
その分コストも高い。

砂の取り替えや固まりの処理をする頻度が
グッと減るとされているため
こまめに取り替えるのが困難な
飼い主さんにはオススメ。

猫が慣れ辛いため、切り替えは気長に。

猫砂と一口に言っても
こんなにも種類があるんですよね!

まずは猫の好みを第一に
掃除のしやすさ、安全性、
消臭効果や固まり具合など色々な点から
ライフスタイルに合わせた
使いやすいものを決めていきましょう。

安全性に関しては、
固まる砂は胃袋でも固まるので
粉塵を吸い込んだり
砂を食べたりしてしまうと
深刻な事態になることも考えられます。

肉球にはさまりやすかったり
体に付着しやすいものは
グルーミングで舐め取るなどで
猫の体内に入りやすく注意が必要です。

我が家もベントナイトの砂なので
猫は気に入ってますが
安全面で心配になります。

他の砂も試してみようかな…


そして、砂を切り替える時は
少しずつ元の砂に混ぜていく形で
時間をかけて慣れさせましょう。

猫は環境の変化に敏感ですからね。

また、砂の処理をしたあとで困るのは
ニオイ問題。

いくら消臭効果が高い砂を使っていても、
完璧に排泄物のニオイを消すのは
本当に難しいですよね。

その上ゴミの日まで
溜めなければならず、
それがまたクッサい…!!

ということで、
我が家のオススメはこちら!

ニオイを外に漏らさない
ペット専用トイレ袋〜!!
(ドラえもん風に)


その名も
『うんちが臭わない袋』

ぜひチェックしてみてくださいね!


処理方法としては、
排泄物と砂をビニール袋に入れる。
(我が家では主に100均)

専用トイレ袋に溜めて
ゴミの日まで保管します。

トイレ袋の口をねじってとめれば
本当にニオイが外に漏れず、
トイレ内がほぼ無臭に!!

一袋が丈夫に作られているために
何度か使ってから捨てているので
一箱でかなり持ちます。

試す価値アリですよ!

さて今回は猫のトイレについて
色々お話させて頂きました。

気持ちの良いトイレ環境にすることで、
猫も人もよりお家が
過ごしやすい空間になります。

猫がしつこいくらい砂をかいて
用を足していたら
トイレに満足している証拠だと
言われているらしいですよ!!

それを目指してトイレの環境作り、
頑張っていきましょう!!

【プロフィール】
田場 正親(たば まさちか)
1981年生まれ、本部町出身。


動物全般とカラオケとお笑いを好む。

185㎝・85㎏の体つきが災いしてか、

元卓球部部長なのに腰痛持ち。

 

ネコの殺処分数や飼える環境の少なさに

衝撃を受け「足りないのは愛情よりシステム」

(猫を助ける仕事/山本 葉子 著 より引用)を

合言葉に、猫も人も快適に過ごせるアパート作りを

本気で目指すことになる。

 

東京にある猫専用デザイナーズアパート

『Gatos Apartment』オーナー木津氏の元で

学んだ事と沖縄の風土を融合させたアパート

『まやちぐら』をおそらく初めて沖縄に作った、

そんな感じの人。

 

まやちぐらホームページ 

http://takiryoku.xsrv.jp/

 

Facebook 

https://www.facebook.com/%E5%A4%9A%E5%88%86%E6%B2%96%E7%B8%84%E5%88%9D%E7%8C%AB%E5%B0%82%E7%94%A8%E3%83%87%E3%82%B6%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%82%A2%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%88%E3%81%BE%E3%82%84%E3%81%A1%E3%81%90%E3%82%89-1560293170967681/

 

Twitter https://twitter.com/mayachigura

 

Instagram https://www.instagram.com/mayachigura/?hl=ja

 

アメブロ https://ameblo.jp/mayachigura/theme-10103465352.html 

 

「週刊タイムス住宅新聞」(毎月第3金曜日発行号)にもコラムを掲載しています。

 

※このコラムは第4金曜日に更新します。次回は令和3年1月22日(金)の予定です。