【にゃんこらむ】猫専用アパートまやちぐらコラム

第39回 子猫時代は秒速で過ぎる


こんにちは、猫専用アパートまやちぐら
オーナーの田場です。


突然ですが
我が家の愛猫【ビビ】の話をします。

ビビはある日、
家の前のレストラン裏で
ダンボールに入って
鳴き続けているところを保護しました。

ダンボールに入れて捨てられたのか?
野良だったビビが
自分でダンボールに入ったのか?

それはわかりません。

当時は生後2・3週間頃。

里親を見つけることを
最初は視野に入れて育てていましたが
愛着が湧いてしまい…(*ˊᵕˋ*)笑
そのまま田場家の一員となりました。

子猫という小さい時期から

飼い始めるのは憧れがありました。


成猫ももちろんですが
やっぱり子猫って愛らしい。

しかし飼い始めてから
わからないことも色々と出てきたりして
不安もありながら一日一日育てました。

そんなわけで今回は
これから子猫を飼う方にとって
少しでもヒントになるような話を
お届け出来たらと思います。

まず子猫と呼ばれる時期。
どのくらいの期間だと思いますか??

実はおよそ6ヶ月頃までなんですよ。

半年です!あっという間!!

その短い期間にぐんぐん成長し、
暮らし方も目まぐるしく変化します。

目が開く生後1週間頃までは
温度や匂い、触覚を頼りに行動します。

ママのおっぱいを探すための
必要最低限の機能という感じですね。

そして生後2週間頃までは
2、3時間おきに授乳と
排便の補助も必要です。
(命に関わるので本当に大事です!!)

生後1ヶ月頃には
よちよちと歩いたり
毛繕いしてみたり
トイレを覚えたり…


自分で出来ることが増えます!

それがめちゃめちゃ可愛い(๑´ㅂ`๑)♡

そして26本の乳歯が生え揃います。
食事もミルクからついに離乳食!

離乳食のオススメは総合栄養食で
ポークやチキンなど
良質なタンパク質が摂れるものが◎。

離乳食に慣れるまでは
なめるだけで食べられる
ムースやペースト系が良いですね。

ちゃんと噛んで食べられるか?
お腹は壊してないか?

食べる時の様子や便の状態を観察して
色々なタイプの離乳食を
試してみましょう。

ビビも最初は口当たりの
柔らかいものから初めて
割と上手に噛めたので
徐々に徐々にドライ系へ移行しました。

ちなみにこの生後1ヶ月頃、
【 社会化期 】という
子猫にとっては大事な時期なんです。

社会化期というのは
親や兄弟など身近な存在に触れながら
環境適応力を学ぶ時期のことを言います。

そのため子猫を単体で飼うなら、
おもちゃ遊びや体のケアなどを通して
たくさん触れ合うことを
特に大切にしましょう!!

我が家には先住猫の【のす】がいます。
のすはとっっっても温厚なんですが
ビビが来た当初は珍しく
シャーついてました。

少しずつ少しずつビビに慣れさせて
今では大きさも体型もそっくりな
姉妹のようになり
仲良しになってくれました
(♡´꒳`*)人(*´꒳`♡)

ビビは社会化期を
のすと共に過ごせました。

素直に
「温厚なお姉さんがいて良かったな〜」
と思うのと同時に、

のすはのすで
まやちぐらへの引っ越しも経験し、
環境変化などのストレスからか
目に見えて元気が無く
心配な日々だったんですが…

ビビと触れ合うことで
本当に元気を取り戻してくれました。

ビビが来てくれたことに
感謝しかありません。

話が少し脱線したので
戻しますね( ˆ꒳ˆ; )

子猫は3ヶ月にもなると
永久歯に変わり始めます!(早い!!)

離乳食から少しず〜つ
子猫用フードへ移行していきましょう。

とはいえ一度に
まだたくさんは食べられません。

一日3〜5回に分けてあげましょう。

また、この時期に
爪切りや歯磨きなどに慣れさせておくと
成長してからのケアが
しやすいのだとか。

特に好奇心が強い時期なので
異物の誤飲などの事故や
イタズラにはかなり気をつけてください。

我が家の人間の方の子供も
当時まだ2歳ほどだったので

・小さな部品
(子供のおもちゃのパーツやネジなど
口に入りそうなもの全般)

・危険そうなもの
(靴紐やビニール、刃物など)

その他いろいろ手に届かないように
本当にいつも気をつけるように
心がけていました。

未だに気をつけてはいますが
この頃は特に!特にです!

さて、生後6ヶ月頃の子猫ですが
ついに成長が緩やかになります。

性格に差も出てくる頃です。

(ちなみにビビは性格がビビりなので
ビビになりました笑)

永久歯に生え変わることで
噛みグセが出る子もいます。

なので電気のコード等に要注意!!
太字にしたいくらい要注意です!!

噛んでしまって感電したり、
その猫ちゃんを助けようとして
飼い主まで感電したりと、
そういったケースもあります。

カバーをつけるなどの対策は
しっかりと万全にしておきましょう。

このように子猫の時期で注意することは
本当にたくさんありますが、
忘れちゃならないのが体温調節。

子猫である生後6ヶ月頃までは
体温調節が上手く出来ません。

気温の変化を受けやすく注意が必要で、
寒い場所に置かれ続けていると
死んでしまうこともあるのだとか。

季節によって調整は必要ですが、
目安として
室温は約25℃くらい
湿度は40~60%くらいが理想です。

そして1日のうちで
気温差が7℃以上あることも
体調を崩す原因になります。

温度変化の少ない場所を
用意してあげましょう。

寝床や休憩場所では、
暖かい季節にはダンボールや
通気性の良いタオル
寒い季節には毛布などを敷いて
気持ち良く暮らせる工夫も大事です。

長くなりましたが、
まだまだ細かいことを挙げれば
キリがないこの子猫という時期。

可愛らしい仕草に癒やされつつ
デリケートなこの時期を
大切に育てて慈しんであげましょう!

 

【プロフィール】
田場 正親(たば まさちか)
1981年生まれ、本部町出身。


動物全般とカラオケとお笑いを好む。

185㎝・85㎏の体つきが災いしてか、

元卓球部部長なのに腰痛持ち。

 

ネコの殺処分数や飼える環境の少なさに

衝撃を受け「足りないのは愛情よりシステム」

(猫を助ける仕事/山本 葉子 著 より引用)を

合言葉に、猫も人も快適に過ごせるアパート作りを

本気で目指すことになる。

 

東京にある猫専用デザイナーズアパート

『Gatos Apartment』オーナー木津氏の元で

学んだ事と沖縄の風土を融合させたアパート

『まやちぐら』をおそらく初めて沖縄に作った、

そんな感じの人。

 

まやちぐらホームページ 

http://takiryoku.xsrv.jp/

 

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「週刊タイムス住宅新聞」(毎月第3金曜日発行号)にもコラムを掲載しています。

 

※このコラムは第4金曜日に更新します。次回は令和3年3月26日(金)の予定です。