【にゃんこらむ】猫専用アパートまやちぐらコラム

第43回 プライモーディアルポーチってなーんだ?

こんにちは、猫専用アパートまやちぐら
オーナーの田場です。

今、私は猫を撫でています。


撫でながらこのコラムを書いています。

気持ち良いとこばっかりですよね~
猫の体って。罪だ(笑)

どこもかしこも
手触りが良すぎる。

中でもとりわけ…

お腹…!!!!

我が家の「のす」。
そんなに太ってないのに
お腹だけぽよぽよタプタプ。

これ!
このお腹が本当に触ると最高!

個体によりますが
猫はお腹を触られるのが
あまり好きじゃない。

そう言われているので
ほどほどに…と
思うんですが…

出来ればずーっと触りたい。
顔を埋めたい。(たまに埋めてる。笑)
ポケットにいれてずっといじってたい。

そのくらいお腹の手触り最高。

このタプタプお腹こそが
【プライモーディアルポーチ】。


原始的な袋という意味だそうです。

ルーズスキンとも言ったりします。

スキンというくらいだから
脂肪ではなく、
ゆとりのある皮膚といった感じ。
肥満ではないんです。

我が家の「ビビ」のように
個体差で目立たない子もいます。
お腹がタプタプしていないのも普通なので
気にすることはありません。

のすのお腹は
成長とともにタプタプに。

最初は肥満だと心配したものです。

エサを減らしたり
おやつを控えたりしましたが
心配する必要はないとわかって
安心したのを覚えています。

このプライモーディアルポーチ。
存在理由が諸説あります。

その中で3つほど挙げると…

まずは皮膚にゆとりがあることで
お腹の血管・内臓などを守る。

外敵から襲われた場合、
致命傷を負うことを避けるためと
言われています。

同じ理由から
お腹を触られるのが嫌いな猫が多い
という話もありますね。


もう一つの理由は
アクロバティックで
しなやかな動きを可能にするため。

素早く走ったり、ジャンプしたり
高低差のある場所を行き来したり…

猫の動きは俊敏で
なおかつ柔軟性があります。

その動きに必要不可欠な
後ろ足をサポートするために
皮膚に余裕があるのではという説。

言うなればムササビの飛膜に近いのかも?

三つ目は
一度にたくさん食べておけるように。

野性では狩りの結果が生死を左右します。
失敗すれば次に成功するまで
食事がありません。

獲物を捉えたら食い貯め出来るよう
お腹の皮膚が伸びて
たくさん食べられるようになった
という説。

食い貯めしてくうちに
伸びたのかもしれないですね。

しかしどの理由を取っても
全て野性で生きていく上で
大事になる理由ばかり。

こんなに愛らしいお腹一つで
進化の素晴らしさを感じました。

ありがとう全ての猫。

さて、プライモーディアルポーチが
心配ないものだとわかりました。

ただ…
「本当に肥満じゃないの?」
「どうなったら肥満なの?」
という疑問が生まれますよね。

肥満かどうかの見分け方は
まずお腹を軽くつまんでみましょう。
(痛くしちゃダメですよ。)

つまんだり触ることで
明らかにこれって脂肪だな~と
確認出来た場合。(ざっくりしてる笑)

プライモーディアルポーチなら
皮膚なのでつまむと薄いんですが
脂肪ならつまんだ時に分厚いはずです。

わかりにくい場合は
胴の部分を上から見てみてください。

くびれがなく
胴からお腹がはみ出している場合
肥満の可能性が高いです。

ちなみに触ったときに
しこりなどが確認出来た場合。

別の病気が隠れているかもしれないので
病院で診てもらいましょうね。

 


それからマンチカンや
スコティッシュフォールドなど
比較的コロッとした
丸いフォルムの猫さんは
骨格や体型的に
肥満の判断がしづらいようです。

不安であればこちらも
病院で判断を仰いでみても
いいかもしれませんね。

もし肥満になってしまったら
おやつは控えましょう。

エサの回数や量の見直しも必要です。

そして何よりも運動!!

キャットタワーやキャットステップ、
おもちゃなども駆使して
たくさん猫と遊びましょ!

運動が嫌いな子は
少し運動しないと食べられない場所に
エサを置いてあげると良いかも。笑

のすは一時期元気が無く
運動が足りてないかな~と
感じてた時がありました。

その時からエサを
一度ジャンプして登らないと
食べられない場所に置いてます。

最初はそれすらも面倒そうで…

しかし誰よりも食欲は強いのす(笑)
次第にご飯の時間になると
自分からガンガン登るようになりました。

今も同じ場所でご飯食べてますよ。

運動の量も増えました☆

猫が楽しみながら
積極的に体を動かすことは
とっても大事なことです。

猫の気持ち良いタプタプお腹。
少し楽しませてもらいながら
健康管理も意識してみてくださいね!

【プロフィール】
田場 正親(たば まさちか)
1981年生まれ、本部町出身。


動物全般とカラオケとお笑いを好む。

185㎝・85㎏の体つきが災いしてか、

元卓球部部長なのに腰痛持ち。

 

ネコの殺処分数や飼える環境の少なさに

衝撃を受け「足りないのは愛情よりシステム」

(猫を助ける仕事/山本 葉子 著 より引用)を

合言葉に、猫も人も快適に過ごせるアパート作りを

本気で目指すことになる。

 

東京にある猫専用デザイナーズアパート

『Gatos Apartment』オーナー木津氏の元で

学んだ事と沖縄の風土を融合させたアパート

『まやちぐら』をおそらく初めて沖縄に作った、

そんな感じの人。

 

まやちぐらホームページ 

http://takiryoku.xsrv.jp/

 

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※このコラムは第4金曜日に更新します。

次回は令和3年7月23日(金)の予定です。