第44回 テレビの裏ってそんなにいいの？
こんにちは、猫専用アパートまやちぐら
オーナーの田場です。
室内だけで猫を飼っていると
家の中なりに危険なことって
色々あるんだなあ～と気付きます。
テレビの裏もその一つ。
猫って
狭い、暗い、一人になれる場所…
ほんとに大好きですよね。
家の中って意外と
そういう場所が存在します。
田場家で言うと
キャスターが付いたおもちゃ箱
（元々ゆりかごでしたけど笑）の下や、
冷蔵庫と壁のちょっとした隙間、
キャットウォークの
本当に角の隅っこや
ソファの下など。
とにかく静かで落ち着くみたい。
まあ、わかる気がします。
宅配便のインターホンの音や
来客の雰囲気を察知すると
ビビはよくそれらの場所に
這って逃げます（笑）
そんな狭い暗い場所が
だ～いすきな猫にとって
テレビの裏は
狭い暗いに＋して
「少し温かい」。
この温かさが猫には
だいぶ快適みたいで。
我が家では幸いにも数回しか
入り込まなかったですが、
好きな子は本当に好きなんだとか。
そうは言っても
テレビの裏って配線だらけだし
めちゃくちゃ危険ですよね。
テレビ裏に限らなくても
配線のトラブルって恐いものが多い…
猫がケーブルに絡まり
大パニック起こして
より複雑に絡んだり。
歯の生え変わり時期の
噛み癖がある子猫とか
噛むの大好きー！な成猫が
ビニールコードを噛んで…
中の電線で感電。
などなど…
ちょっと想像すれば
容易に様々なトラブルが考えつきます。
猫の鋭利な歯は本当に簡単に
ビニールコードに
穴を開けられますからね。
対策でオススメなのは
コードを守るカバーを付けることや
100均などでも手に入る
園芸用の猫の侵入を防ぐ
剣山のマットを置くこと。
（田場家ではキッチンで使用してます）
コードの一つ一つにカバーって
面倒じゃない！？
とか
マットが動いたらその都度直すの嫌〜
掃除しにくくな〜い？
と感じる方もいるでしょう。
そういった場合は
テレビ裏に入れないように
いっそのこと道を塞ぐ！
という方法はいかが？
一例として田場家では
テレビの両サイドに
縦向きで「すのこ」をかましています。
「すのこ」の前と後ろの対角線上を
突っ張り棒で固定することで
「すのこ」が動くのを防いでいます。
この方法で
激的に猫がテレビ裏に
入りにくくなりました。
剣山マットより
見た目もすっきりしてますよね。
掃除の時は
「すのこ」と突っ張り棒を外せばOK。
突っ張り棒って取り付けの時に
結構力が必要です。
なので特に女性は大変かもですが…
「すのこ」が本当に動かないという点が
かなりメリットなので、
試す価値はあると思います。
ただこの方法は
テレビ台のデザインに左右されがちな
対策かなという気もしています。
この方法を一つの案として、
あなたのテレビに合った
対策を考えてみてくださいね。
ちなみにまやちぐらは
配線トラブル防止のために
コンセント自体の位置を
床から約1メートルの
高めな場所に設定してあります。
割とコンセントの位置が高くても
今の所生活に不便を感じたことは
ないですよ。
新築で考えてる方はぜひ。
あとテレビ裏ではないですが
意外とテレビの上も注意が必要です。
薄型テレビが主流な昨今ですが、
猫は薄いテレビの上にも器用に乗れる
スペックを持ち合わせているのだとか。
もちろん個体差はありますが。
ぇぇえ…？？うそぉ…
と思うかもしれませんが
割とよくあるみたいです。
テレビが倒れて猫が下敷きになったり
液晶壊れて買い換えるハメに…
とか、嫌ですよね！！！！
テレビの上は両面テープを貼ると
嫌がって乗らなくなる
猫ちゃんがいるそうです。
粘着が強すぎるテープは逆に危険なので
すぐに剥がれる軽めのものにしましょう。
それからテレビにかからない程度に
布をかけて滑りやすくしてみたり。
結束バンドを使って
テレビの上に網を取り付けるなどなど…
こちらも色々な
工夫をされている方がいるようですね。
テレビ一つとっても
飼い主さんによって
多種多様な対策があります。
猫が安心してテレビのある空間を
過ごせるように
各家庭ならではの方法を
考えていきましょう。
【プロフィール】
田場 正親(たば まさちか)
1981年生まれ、本部町出身。
動物全般とカラオケとお笑いを好む。
185㎝・85㎏の体つきが災いしてか、
元卓球部部長なのに腰痛持ち。
ネコの殺処分数や飼える環境の少なさに
衝撃を受け「足りないのは愛情よりシステム」
(猫を助ける仕事/山本 葉子 著 より引用)を
合言葉に、猫も人も快適に過ごせるアパート作りを
本気で目指すことになる。
東京にある猫専用デザイナーズアパート
『Gatos Apartment』オーナー木津氏の元で
学んだ事と沖縄の風土を融合させたアパート
『まやちぐら』をおそらく初めて沖縄に作った、
そんな感じの人。
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※このコラムは第4金曜日に更新します。
次回は令和3年8月27日（金）の予定です。
