【にゃんこらむ】猫専用アパートまやちぐらコラム~第50回~

第50回 カラーって大変なんだからー!

 

こんにちは、猫専用アパートまやちぐら
オーナーの田場です。

なんだか年が明けたからなのか
そろそろ猫達の定期検診に
行かないとなぁ〜と
思っています。

ちょこちょこ頭によぎっても
元気そうな猫達の様子を見てると
つい後回しになっちゃってダメですね。

成猫は年に1回
もう少し歳を重ねてきたら半年に1回
高齢になったら年3回が理想だとか。

猫は不調を隠す動物なので
こちらが気にしないとですね。

それにしても
動物病院といえば思い出されるのが
エリザベスカラー。

のすとビビの避妊手術の時に
2匹とも経験してますが
可哀想なんですよね〜、あれ。(>_<)

ペットを飼っている方は
ご存知の方が多いと思うんですが
エリザベスカラーってご存知ですか?
(以下カラー)


手術や怪我で体に傷がついた猫が
動物病院で付けてもらう保護具です。

(ちなみに名前の由来は
16世紀イングランド女王
エリザベス1世の衣装の襟に
似てるからという説が濃厚。)

傷を舐めたり掻いたりして触れると
炎症が起きたり
悪化する可能性があるため
触れさせないよう首周りに付けます。

プラスチック製で扇形をしたものが
動物病院でつけてもらう一般的なタイプ。

これが猫さん達には
本当に厄介なアイテムのようで。

ご飯のお皿に引っかかる
カラーでご飯すくっちゃう
寝る時ジャマ
グルーミング出来ない
トイレに入りづらい
カラーにトイレの砂が入る

などなど…何せ生活がしづらそう。


嫌がる場面や
上手く生活出来ない様子を見てると
本当に可哀想で。

しかし外してしまって
傷が悪化したらもっと可哀想。
 
そんなわけでカラーが取れるまでは
少しでも猫のストレスが減るように
環境を整備していきましょう!

まずご飯のお皿や水のボウルに
カラーが引っかかる時は高さ調節を!

足が付いたお皿にしてみたり
いつもより高めの台にお皿を乗せたり
猫の様子を見ながら
問題なく食べられる高さにしましょう。

トイレは屋根があるなら外す!
カラーがつっかえて
入れない可能性大です。

いつも使っているトイレじゃないと
用を足せず粗相する場合があるので
別タイプのトイレに変えるのは
オススメしません。

が!

屋根が取り外せないタイプのトイレなら
屋根のないものに変えましょう。

グルーミングは自分で出来ないので
飼い主が代わりにブラッシングを。

カラーをしてると体のどこも
舐められないので
綺麗好きな猫にとっては
だいぶストレスになることでしょう。

傷を触らないように注意して
ブラッシングを!

蒸しタオルを使って
耳やお尻なども拭いてあげると
気持ち良いはずですฅ(`ꈊ´ฅ)♡

また、カラーしてる時に
結構大事なのが
動線を確保すること。

カラーがぶつかると
猫にはなかなかの衝撃です。

ぶつかる頻度を減らすため
物を片付けて
猫が歩く空間を広くしましょう。

また猫用のくぐり戸は
カラーをしていると
通れないこともあるかと思います。

我が家の場合
トイレのドアにくぐり戸がありますが
案の定通れませんでした。

なので、カラーが取れるまでは
人間のトイレ使用時以外は
ドアを開けっ放しにしてました。


壁にくぐり戸がある場合は
対策が難しそうですが
ドアにくぐり戸があるなら
そのドアは開けっ放しにしましょう。

のすとビビは
何とかカラーが取れるまで
頑張って生活出来ました。

しかし中には
カラーが重すぎ・硬すぎで
しんどそうだったり
ぶつかる衝撃にすごく恐怖したりと

とんでもなく
ストレスに感じる猫ちゃんも(´×ω×`)

そんなときは!

カラー自体を別のものに
変えてみてもいいですね!

布製で中に綿が入っているような
クッションタイプのもの

透明でちゃんと視界が確保できる
ソフトタイプのものなど

様々なニーズに合わせたカラーが
販売されていますよ。

カラーを自分で手作り!
という飼い主さんもいます。

クッション製のものなんかは
首周りにも優しいですし
好きな柄で個性が出せますね。

中にはカップ麺の容器を
カラーにしている飼い主さんも!


ど◯ん兵衛のサイズが
フィットしやすいらしいです(笑)

視界が遮られることに
ストレスを感じる猫もいるので
その場合は透明なカラーを選びましょう。

服を嫌がらない猫なら術後服を着せて
カラーを付けないという選択肢も
良いんじゃないでしょうか( ˃ᴗ˂ )

猫にとってカラーは
かなり不便なもの。

しかし傷の完治には
無くてはならない大事なもの。

注意深く猫の様子を見つつ
どうしたらカラー生活を
上手く乗り切れるか?

試行錯誤しながら
猫に合った環境を
整えていくことが大事です。

【プロフィール】
田場 正親(たば まさちか)
1981年生まれ、本部町出身。


動物全般とカラオケとお笑いを好む。

185㎝・85㎏の体つきが災いしてか、

元卓球部部長なのに腰痛持ち。

 

ネコの殺処分数や飼える環境の少なさに

衝撃を受け「足りないのは愛情よりシステム」

(猫を助ける仕事/山本 葉子 著 より引用)を

合言葉に、猫も人も快適に過ごせるアパート作りを

本気で目指すことになる。

 

東京にある猫専用デザイナーズアパート

『Gatos Apartment』オーナー木津氏の元で

学んだ事と沖縄の風土を融合させたアパート

『まやちぐら』をおそらく初めて沖縄に作った、

そんな感じの人。

 

まやちぐらホームページ 

http://takiryoku.xsrv.jp/

 

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※このコラムは第4金曜日に更新します。

次回は令和4年2月25日(金)の予定です。