【にゃんこらむ】猫専用アパートまやちぐらコラム～第52回～

第52回　青魚に気をつけて！

こんにちは、猫専用アパートまやちぐら
オーナーの田場です。

これを書いている今、日曜日。
日曜日といったら『サザ◯さん』。
サザ◯さんもタマと暮らしてて
愛猫家ですよね。

オープニングテーマも
おさかなくわえたドラ猫〜♩
から始まるし。

なかなか猫と
関わりが深いアニメだな〜
なんて思います。

海に関する名前ばっかりだから
魚＝猫ってイメージなのかな？

というか昔から日本人は
魚＝猫の意識が強い気がしますね。

やっぱり海に囲まれてるから？

イラストなどでも
猫が魚をくわえてる絵って
よく目にしますよね！

↑こんなやつ

でも猫は
魚ならなんでもあげて大丈夫
というわけじゃないんです。

そう！青魚！

タイトル通り青魚は
猫にとっては危険なんです。

危険というか…
与える量に
かなり気をつけないといけません。

青魚がどんな魚かというと
背中が青くてお腹が白い魚のこと。

種類で言うなら
・アジ
・サバ
・イワシ
・サンマ
・ニシン
・ブリ
など。

上に挙げた種類は
少量でも危険みたいです。

絶対NGだと思った方がベストですかね。
（他にも猫に与えると危険な魚介類はたくさんあるので、是非ご自身でも調べてみて下さいね！）

マグロとカツオは△。

少量でたまに与えるくらいなら
大丈夫といったところでしょう。

なぜ青魚が良くないのかというと
DHAやEPAといった
不飽和脂肪酸が多く含まれているから。

DHAなんて血液サラサラになるし
いいんじゃないの？？

なんて思ってしまいそうですよね。

確かに血液はサラサラに
なるかもしれませんが…

猫が青魚を食べると
不飽和脂肪酸が分解される時に
ビタミンEをたくさん消費します。

そのため青魚を食べ過ぎると
ビタミンE不足に。

ビタミンE不足になるとどうなるか？

体の脂肪が酸化して
黄色く硬くなり
【黄色脂肪症（イエローファット）】
という病気の原因になってしまうんです。

黄色脂肪症という病気の症状は

・下腹部がふくらむ、しこりが出来る
・元気がなくなる
・食欲不振
・毛のツヤがなくなる
・発熱
などです。

しこりは痛みを伴うそうで
触ると嫌がったり怒ったりという
反応が見られるのだとか。

痛みのため歩くのが
辛くなることもあるそうですよ。

死亡することは少ない病気で
栄養バランスを整えることで
快方に向かいやすいとされています。

とはいえ…

回復するまでに
数週間から数カ月。

長い時間を要するみたいです。

その間ずっと猫さんが辛そうなのは
見てて心が相当痛みそうですよね。

そんなわけで日常的に
青魚の過剰摂取には
気をつけることが大切です。

過剰摂取って
どのくらいが過剰摂取なのかというと

刺し身を二切れ以上ほど。

猫の個体の大きさにもよるので
あくまでも目安ではありますが

これくらい食べてしまうと
与えすぎとされているので
経過観察を。

少し食べただけで
すぐに体が急変することは
ないみたいなので

与えるとすれば
刺し身一切れ以下くらいの量を
トッピング程度が良いのかなと思います。

焼く・茹でるなど火を通しても
不飽和脂肪酸は無くなりません。

が、

少量与える場合には
寄生虫リスクを抑えるという意味で
火を通す調理の方が良さそうですね。

ところで

猫用フードで
青魚が使用されているものは
危険じゃないの？

と私自身不安がよぎったんですが…

猫用フードの場合は
不飽和脂肪酸の量が調整されていて
＋ビタミンEが添加されているそうです。

ちゃんと考えて作られているよね。
そうだよね。

とは思いましたが
本当にありがたいことです。

皆さんも猫達にお魚を与える際には
注意深く気をつけてみてください。

サザ◯さんの
オープニングのドラ猫がくわえた魚…
青魚じゃありませんように！！